2023/05/14 J1 第13節 VS 名古屋グランパス H






試合結果


2-0 ⚪︎

メンバー得点者は→試合結果


試合展開



前半
お互い前線に向けてボールを蹴る展開。

鹿島は最初のCKでチャンスを決める。
樋口のCKを鈴木優磨がフリーになり頭で決める。
しかし、VARにより得点が取り消し。
そして、CKやり直し。
なぜ?

その後鹿島が優位に試合を進め始める。

そして、2度目のCK
鈴木優磨が再びヘッドでゴールネットを揺らす。
今度こそ先制点。

一進一退の攻防になる。
お互いにチャンスはあるが得点は動かず。

後半
メンバー変更無しでスタート。

お互いに早い時間に選手を交代する。
佐野は久しぶりの出場。

試合はやや鹿島のペースではあるがシュートは撃てないで膠着状態。

久しぶりにやって来た知念のシュートチャンス1度目は防がれたが、
こぼれ球からの流れで再び知念が決めて追加点!

その後スコアは動かず。
2-0で試合終了。

5連勝!!



試合後 監督コメント




岩政 大樹
Q.クラブ史上初の5試合連続無失点で勝利。

A.記録の話ををことさらに使うと止まるというのが経験上あるので、選手たちにもあまり言わず、ここでもあまりコメントしないようにします。

Q.CKから得点を取ることができている。どう見ている?

A.セットプレーは攻守ともに取り組みを変えた。
それがうまくいっているところもあるし、実際に点を取れていることで選手たちが自信を持って入れているところがある。
あとは雄太のキック。
彼とは工夫について話をしていて、それが功を奏しているのではと思う。

Q.Jリーグ30周年記念について、改めて今日の試合を終えて、クラブやリーグの歴史について感じたことは?

A.空気感がいつもとは違った。
この舞台もそう、入っている観客数も全然違っていて、スタジアムに充満する空気は非日常だった。
実際に勝ったことも、選手たちと僕も含めて、今の若いチームにはとても自信になる。
これまでにない試合をして、さらにいい試合をして勝ち点3を取れた。
そして相手もいいチームだったことを踏まえても、30周年から新しいスタートというところまではなかにいると分からないが、何かしらファン・サポーターの皆さんとの空気のなかで、勝ったことで新しくスタートできたような試合になったと感じた。

Q.5連勝をどう捉えている?

A.実際にスタートしたところでは底にいて、そこから一つずつ勝っていく意識になって、それが続いているので、あまり5連勝の感覚はない。
実際に上に近づいているが、まだ届いてないので、まだまだという意識しかない。
今の選手にはいいのかもしれないなと思った。
今年は競争と成長をもってタイトルをという話をしたときに、出遅れたことによってかなり上と離れて、引き分けではなく勝ち点3を取らないと追いついていけないという状況のなかで、競争が一気に始まって、今はすごい競争を毎日練習でやっているので、ちょうどこの空気感が今の選手たちには合っているのかもしれない。
競争のなかで選手たちが成長して切磋琢磨して、どこまで伸びていくのかを期待して見ている。
試合後も選手たちは「次だ」という話をしていたが、今はそういう空気が選手たちにあるので、これを続けていきたい。

Q.広島戦と川崎F戦で終盤に逆転されたが、今日は安定して追加点も奪って勝利。
チームの成長をどう見ている?

A.チームのなかにある空気が、あの時期とは全然違う。
いろいろな要因があると思うが、新潟戦では追いつかれた記憶がよみがえった。
しかし、僕も試合中によみがえらなくなった。
選手たちもないのではないかと思う。
今日はかなりプレッシャーをかけた。
上位4つと戦って全敗していて、それは昨年もそうだった。
ここをひとつ打ち破ることで、また新しい歴史を作る一歩になるという話をして、それを乗り越えた。
また彼らがどんどん伸びていってほしいと思う。

Q.名古屋が3バックで両サイドのCBが攻め上がることで数的優位を作ってくるなか、名古選手と仲間選手がバランスを取りながら非常に固い守備ができているように思う。
監督の評価は?

A.ここは2トップも含めて、前の4選手の追い方とボランチが出ていったり出ていかなかったりというところの微妙なニュアンスを作るのは難しかった。
ほとんどは選手たちでできることなので、そこをどう促すかというところだが、今の4人を並べて、優磨と垣田の追い込み方と、最後の選手と。
これを説明すると微妙なニュアンスで、うまくやれる選手はあまり多くない。
そこを彼らが新潟戦からよくやってくれて、その効果はかなり大きい。
プレスの掛け方はいくつか準備するが、今はそこに頭をいかせないようにチームを作っている。
選手たちが状況によって読み取りながら、誰が出ればどのように連動するということだけを作って、試合中に少しずつ声をかけながら合わせていく試合の作り方をしている。
それはかなりうまくいっている。
それも彼ら2人が理解しているからであって、なかなか他の選手は難しいかもしれない。
聖真もできるだろうし、今日は雄太にもやらせたが、今出ている選手たちはそれなりの活躍をしてくれている。

Q.ユンカー選手を抑え続けた関川選手の成長ぶりについて。

A.最近は毎試合。
以前は、数試合良ければ少しミスがあっての連続だったが、そこを彼自身が乗り越えた。
前節の後も伝えたが、今はかなりのレベルの選手になっていると思う。
源、ナオと同じレベルだったが、そこから彼にしかない良さも出してくれている。
これだけ安定してパフォーマンスを見せてくれれば。
22歳ですから。
大卒1年目の僕の記憶をたどれば、かなり完成度が高いと思う。
これは今日連れて来れなかった選手もいるが、練習の競争がものすごい。
ベンチメンバーはかなりうちが優位になると選手たちに伝えていた。
海舟も戻ってきて、スタメンの選手も下手すれば、すぐにベンチ外になると感じていて、それが新潟戦から一番うまくいっていること。
僕が何かを言う必要はなくて、選手たちがピッチ上で競争してくれて、そのなかでいいサイクルが回っている。

Q.スタートが下の方からという話があったが、2007シーズンを思い出す。
ご自身の経験を踏まえて、これから何が必要だと考えている?

A.あの頃とサッカーが変わったので、あのときの記憶をすべて呼び起こしてとは思っていないが、あの頃はそこまで多くを作り込む必要ない時代だった。
勝っていくことで自信をつけて進んでいけばよかったが、今はもう少し具体的にいろんなものを付け加えないといけない。
その面では、今週に取り組んできたことを、選手たちが取り組んでくれて、それを攻守ともに付け加えたものを表現してくれたので、さらにアップデートができた。
この作業を繰り返して、シーズン終盤に完成させてチームにしていくと、当初から選手たちに伝えてやっている。
勝った負けたに左右されず、負けているときもその作業をやっているのはお伝えしていたが、半信半疑で皆さんには書かれましたが。
その作業は変わっていない。
結果に嬉しかったり悔しかったりもあるが、そのなかで起こっている現象に対して、選手たちに共有して、できていることとできていないことを、勝ったから負けたからではなく、その試合で分析して付け加える作業をしているだけ。
5連勝が始まったときに何かを大きく変えたわけではなく、この作業の繰り返しのなかで、その延長にタイトルがあると思っているので、信念を持ってやっていきたい。

Q.シーズンの最後に完成させるとのことだが、今シーズンのチームを完成させたい?それとも、全方位的に支配する新しい鹿島を完成させたい?

A.よく僕の頭のなかを覗かれていますが、今シーズンはひとまず完成だと思っている。
僕は最初から選手たちに伝えているのは既製服は作らないということ。
みんなに合ったオリジナルのオーダーメイドを作るという話をしている。
今の選手に合ったものをずっと模索していて、それがようやく一つ見つかりつつあって、そのなかで競争が始まった。
これを進めていくときに足りないものがいくつかあって、それを徐々に進めている。
一気に入れると、できていたものが飛んで失敗することもある。
その微妙なギリギリのところを突いて進めている。
少しずつ付け加えていって、シーズン終盤には今のチームの完成を見たい。
その上でタイトルをとればさらに強いチームになっていくのは僕も経験してきたこと。
まずは今のチームの完成を目指して、それがタイトルにつながって、さらにいろんなことができるようになるのは、もう少し先になるのではと思っている。


試合振り返り



VARで得点無くなった後、
CKやり直しなのは蹴る前だったから?

先制点を決めた後に鈴木優磨が主審のところに煽りに行きました。
気持ちはものすごくわかるけど、ゲームキャプテンなんだから…

佐野は久しぶりの出場でしたが中盤に安定感を与えてくれました。
連勝中のチームに復帰するのはどうかと思うところありましたがスムーズにいきました。
今後のポジション争いも熾烈になりそうです。

名古は途中交代しましたがスプリント23回。
攻守にアグレッシブでした。
最近起用されてチャンスを掴みましたね。
土居が復帰したしここもポジション争いが激しくなりそう。
名古は1列後ろも出来るし。

カイキは…
カイキが入ると守備の強度は落ちてしまいますね。
2点目の流れには絡んでましたが、純粋なFWではないし、MFだと守備面が。
難しいかな。

知念は久々のゴール!
喜んでる姿よかった!
最近はスタートでの出場も減っているし、覚悟をして移籍をしてきたと思うので心配していましたがこれをきっかけにゴール量産に期待。
がんばれNo.13!!

今日は交代戦も含め強度が落ちることは無かったです。
試合へのテンションもあったかもしれません。
全員で戦っている感じがしてとても良かったです。
今後のメンバー選び監督にとって嬉しい悩みになって欲しいです。


最後に



ゴール期待値は互角でしたが2-0で勝利。
しっかり決め切ることが出来た、守備陣も堅守を維持。
結果勝利。

5試合連続クリーンシートで5連勝!
同一シーズンにおけるクラブ史上初となるリーグ戦5試合連続完封勝利!
このまま連勝街道を突き進め!


次節はカシマスタジアムでFC東京戦
順位の近い相手との試合勝ち切りたい。

それでわ!